京都で過ごした学生時代

晴れて大学生となった私は、京都の大学近くで一人暮らしをはじめました。ありがたいことに実家からの仕送りで家賃・学費はまかなうことができましたが、それ以外費用を一切自分で負担することにしました。
幸運なことに有名な大学に入学しましたので、家庭教師や塾講師の口はいくつもありましたので、そういったものである程度の稼ぎを得ることはできていました。

ところが、予想以上に金がかかる。一番困ったのが教科書代で、私の場合は法学部に入学しましたので、各授業ごとに教授指定の専門書を購入する必要がありました。これがまた非常に高額で、今となっては仕方のないことと割り切れたとしても、例えば、そこまで読み込みもしない教科書一冊で3000円以上することも当たり前のことでした。
なんとか節約しようと先輩からもらったり、古本屋で手に入れたりすることもあったのですが、改訂されてりまっていたりと、結局新品を買うことの方が多く、各タームの最初にはまとめて5万円以上はその出費にあてる必要がありました。

大学生にとっての5万円の大きさと言えば、それはもう尋常ではなく、それに重ねて大学のサークルの合宿で2万、学部のクラスコンパで3000円などなど、こういった負担がボディーブローのように私の家計を圧迫するようになりました。

時給3000円の家庭教師のバイトであったとしても、一日にフルタイムで働くことなど当然不可能で、収入なんてどう頑張っても10万円が限度、そんなに働いてしまっては、大学の授業も満足に出席しきることもできませんし、また、友人と遊ぶこともできなくなってしまいます。

結局、働かなければ遊びに行けないが、遊びに行ってはお金を稼ぐことはできない、働かなければ生活できない、余裕のある生活をしたければ大学の授業をある程度犠牲にして働かなければならない、といった、よくわからない悪循環に陥ってしまっていました。
そもそも一人暮らしなどしなければよかったのですが、自活して生活すること(とは言っても家賃を負担していないのですが)がこれほどまでに大変なことだったのかと、親父に感謝する気持ちを持ったことを今でも覚えています。

結局は、学生でも借りれる消費者金融で借りることもありましたが、なんとか4年間やっていけました。

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